産婦人科の看護師として向いている人とは

産婦人科看護師に向いている人には、大事なポイントが3つあります。

まず、赤ちゃんが好きというのは欠かせない適性です。赤ちゃんが好きで、命の誕生の瞬間に立ち会いたい、分娩のサポートがしたいと考えている人は、向いていると言えます。逆に、子供が苦手だったり、分娩が怖いと考えている人は向いていません。

また、分娩は死産や妊婦の容態の急変など、必ずしも幸せな出産になるとは限らないものです。そのようなときに一緒にショックを受けていては、母親を支えることができません。どんなにショックなことが起きても気持ちを切り替えて、妊婦や母親の不安や悩みに寄り添って共感し、力づけることができる精神的な強さがある人も向いています。

これは産科だけではなく、婦人科担当の看護師にも同じことが言えます。不妊に悩んでいたり、女性特有の疾患で苦しむ患者の気持ちを受け止め、細やかな気配りができる優しさと、冷静に対応できるメンタル面の強さが求められる仕事です。

他にも、出産や治療はいつも予定通り進むものではないので、予想外のことが起きても動じずにいられるおおらかさも必要です。何でも予定通り進めないとイライラしてしまう人は、妊婦や患者を不安にさせてしまうため向いていません。

いつでもどんと構えて、臨機応変に対応できる人は、安心感があって向いているでしょう。いつでも笑顔で対応できる人も、安心感やあたたかい雰囲気を作ることができるため、向いています。